管楽器における共鳴とは？(2)

先日、レギュラーバンドでダンスホールに出演したときに
リード・アルトのトラでＳさんがいらっしゃいました。
暫くお会いしていなかったのですが、その音に改めてびっくりしました。

ダンスホールではTrbは一本なのでリードアルトの真後ろ、
リードラッパの真ん前で私はいつも吹いているのですが、

Ｓさんの音は

リードラッパと同じかそれ以上のボリュームで
はっきりとＳさんの背中から

聞こえてきました。


正直な話、驚愕しました。


Ｓさんは「調子悪くて全然 響かない」等とおっしゃっていましたが
信じられないくらいの共鳴を伴って吹いていらっしゃいました。


ご存知かもしれませんが、
ダンスホールのエキストラの仕事というのは
(私もあちこちトラに行くのですが)
初見かほぼそれに近い状態でステージに上がります。


ステージで初見演奏をするのです。


初めての譜面をほぼノーミスで(仕事だから当然かもしれませんが)
あれだけの共鳴を伴って演奏されるＳさんに
私は神業に近いものを感じてしまいました。


悔しくて練習しまくっていますが
未だＳさんにはとても及びません。